理学療法士の国家試験の難易度や合格率は?合格の秘訣を徹底解説!

理学療法士の
国家試験の難易度合格率は?
合格の秘訣徹底解説

理学療法士は、ケガや病気で身体が不自由になった人たちをサポートする、とてもやりがいのある仕事です。

誰かの役に立ちたい

ありがとうって言われたい

そんな気持ちを持っているあなたに、ぜひ知ってほしいことがあります。

それは、理学療法士になるためには、必ず国家試験に合格する必要があるということ。

試験の難易度や合格率を知っておくことは、合格への第一歩。

試験に合格するためのポイントを押さえたうえで、効率よく学習していくことが重要です。

この記事では、理学療法士の国家試験の内容や難易度、合格率について詳しく解説し、合格するための秘訣を紹介します。

理学療法士を目指している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

理学療法士の国家試験とは?


理学療法士として人の役に立つ仕事をするためには、まず国家資格を取得することが必要です。国家資格とは、国が法律で定め、国や地方自治体などが認定する資格のことをいいます。
理学療法士になるには、国家試験に合格し、「理学療法士及び作業療法士法」に基づく厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。

 理学療法士国家試験は例年2月下旬に実施されます。養成校で3年以上学び、指定規則に準じたカリキュラムを修了した方が理学療法士国家試験を受験することができます。

 第1回理学療法士国家試験は1966年に実施されました。第1回の受験者は1,217名、合格者183名、合格率15%でした。当初は、一次試験(筆記試験)と二次試験(口述および実技試験)があり、二次試験は筆記試験合格者のみ受験が可能でした。
 第15回からは二次試験に代わる実地問題が出題され、現在に至ります。

試験内容

筆記試験
筆記試験は、1.一般問題と2.実地問題の2区分で行われ、以下の科目が出題範囲となります。
1. 一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)、臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法
2. 実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)、及び理学療法
ただし重度視力障がい者に対しては、実地問題は行わない。重度視力障がい者には点字・試験問題の読み上げ(もしくはその併用)による受験が、また弱視者に対しては弱視用試験による受験が認められている。

口述試験及び実技試験
重度視力障がい者に対し、筆記試験(実地問題)の代わりに次の科目の試験が行われます。
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法

これらの知識をしっかり身につけることで、理学療法士として活躍するための免許を取得することができます。

国家試験の難易度と合格率

理学療法士国家試験は非常に専門的であり、そのため難易度は高いと感じるかもしれません。

合格率:過去5年のデータを見てみよう

2024年の理学療法士国家試験では、12,629人が受験し、合格者は11,266人、合格率は約89.2%でした。
この数字を見ると、かなり高い合格率に見えますよね。

しかし、合格者の多くは専門学校や大学で集中的に学び、しっかりと準備をしてきた結果です。

ご参考までに、過去5年間の受験者数や合格率の推移を見てみましょう。

年  度受験者数合格者数合格率
第59回(2024年)12,629人11,266人89.2%
第58回(2023年)12,948人11,312人87.4%
第57回(2022年)12,685人10,096人79.6%
第56回(2021年)11,946人9,434人79.0%
第55回(2020年)12,283人10,608人86.4%

出典:厚生労働省発表資料より

上記のように、合格率は概ね80%を超えており、特に近年では90%近い高い合格率を維持していることがわかりましたね。

しかし、合格率が高いからといって、気を抜いてはいけません。合格するためには、しっかりとした準備が必要です。

試験の難易度は?

合格率が高い理学療法士の国家試験。ですが、その難易度は高いとされています。

理学療法士国家試験の難易度が高い理由

広範囲にわたる試験範囲

理学療法士の国家試験は、専門的な知識だけでなく、倫理、法律に関する問題も含まれます。そのため、学習範囲が広く、計画的に準備を進めることが不可欠です。

また、近年の医療や、画像・臨床データを読み解く問題が増えてきています。最新の知識や技術にも対応できるように学んでいくことが大切です。

試験の出題範囲は広いですが、計画的に準備をしていれば、合格への道は開けます!
焦らず、計画的に一歩一歩進んでいきましょう。

理学療法士の国家試験合格の秘訣

では、理学療法士の国家試験に合格するためには、どんな学習方法が効果的なのでしょうか?
ここでは、合格への秘訣をいくつか紹介します。
専門学校での学びにも注目しながら、国家試験合格への近道を探ってみましょう!

秘訣01

過去問を活用する

理学療法士国家試験の過去問を解くことは非常に効果的です。
過去問を解きながら、出題される問題の傾向をつかみ、どの分野が重点的に出題されやすいのかを把握していきましょう。解説を読んで間違えた問題を繰り返し解くことで、知識を定着させることが大切です。
教員のサポートを受けながら、どの問題が重要かを把握して対策をしていきましょう。

秘訣 02

グループ学習の活用

グループで学習を行うことも効果的です。
他の受験生と知識を共有し、疑問点を解決することで、理解が深まります。特に、難解な内容については仲間と一緒にディスカッションすることで、より理解が深まることがあります。
他の人の視点や意見も新たな発見につながります。

同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学ぶことで、モチベーションも上がります。

秘訣03

教材を活用する

理学療法士の国家試験には、多くの教材があります。
専門書や模擬試験、オンライン講座などを活用し、計画的に学習を進めることが重要です。基礎的な知識を入念に固めた上で、応用力を高めることが合格の鍵です。

秘訣04

定期的な復習

学習した内容は忘れやすいため、定期的な復習が欠かせません。
特に、試験直前には復習の時間を十分に確保し、試験に出やすい重要なポイントを確認しておきましょう。

秘訣 05

模擬試験で本番に備える

模擬試験を受けることで、試験の形式に慣れることができます。
模擬試験の結果をもとに、弱点を洗い出し、さらに補強することが重要です。国家試験前に、できるだけ多くの模擬試験を受けて、本番に備えましょう。

模擬試験の後には、教員から詳細なフィードバックがもらえるため、弱点を分析し、次の試験に向けた対策が可能です。

まとめ

理学療法士の国家試験は、高い専門知識と技術を必要とするため、決して簡単ではありません。合格率が高いからといって、問題が易しいというわけではないことがわかりましたね。

ですが、万全な準備と計画的な学習を行えば、合格の可能性は高くなります。過去問の活用やグループ学習、定期的な復習が合格への鍵です。
自分に合った勉強方法を見つけてコツコツ努力を続ければ、必ず合格できます。

また、試験の内容は日々進化しているため、最新の知識を取り入れることも大切です。理学療法士としてのキャリアを築くためには、国家試験に合格することが第一歩です。

これから理学療法士を目指すあなたも、計画的に勉強して合格を勝ち取ってください。

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